先日の記事で少し触れましたが、愛用しているMacBook (Retina, 12-inch, Early 2015) が突然起動しなくなりました。その後、Appleで修理をしてもらい無事復活しましたので、そのご報告です。
8月2日、私はいつもどおり事務所へ出勤し、16時頃まで事務所で仕事をしていました。その間、MacBookを開いて作業をし、閉じてスリープ状態にするというのを何度か繰り返したのですが、全く問題はありませんでした。
その日は翌日の徳島での仕事に備え、16時頃、愛用しているひらくPCバッグにMacBookを入れ、徳島に向けて車で出発しました。この時、MacBookは電源を切らずにディスプレイを閉じただけのスリープ状態にしました(普段、MacBookの電源を切ることは滅多にありません。)。
途中、サービスエリアで食事休憩をとったりしましたが、その時はMacBookはカバンに入れたままで使うことはありませんでした。
そして、19時過ぎに徳島駅近くのホテルにチェックイン。
今回の車での徳島出張では、以前撮影したタイムラプス動画とはまた少し違った雰囲気の動画を作成しようと思い道中で色々と動画撮影をしていました。そこで、一息ついた後、早速動画編集しようとホテルの部屋でMacBookをカバンから取り出し、電源アダプタを接続してディスプレイを開いたところ・・・全く反応なし。ディスプレイには何も表示されません。
どのキーを押しても全く反応しないので、フリーズでもしたかなと思い、電源ボタン長押しで強制シャットダウン&再起動をしようとしたものの、やはり全く反応なし。
そこで、Macが起動しない場合にすべきとされているSMC(システム管理コントローラ)のリセット(左側の「shift + control + option」キー押しながら電源ボタンを押す。)をしてみたものの、やはり全く反応なし。
ただ、USB-Cポートに電源アダプタを接続したときには、「ポン」という音が鳴ります(この音は普段から電源接続時に鳴るものです。)。しかし、それ以外、全く反応なし…。
Macの電源が突然入らなくなるというのは今まで経験したことがなく(SMCのリセットをやったのも初めてでした。)、焦りながらiPadでいろいろ調べてみたものの・・・どうすることもできませんでした…。
これは、もうAppleのサポートに連絡して引き取り修理に出すか、Apple Store心斎橋のジーニアスバーでみてもらうしかないなと思い、iPadでジーニアスバーの空き状況を確認してみたところ、翌日8月3日の夕方にかろうじて1枠空きがあったので、すぐさま予約。
翌日、徳島での仕事を終えると、一直線にApple Store心斎橋に向かいました。
ジーニアス:突然、MacBookの電源が入らなくなったということですね。
はる:はい、そうなんです。でも、電源アダプタに接続すると接続音は鳴るんです。
ジーニアス:(MacBookのスピーカーに耳を近づけながら電源アダブタに接続)確かに、接続音はしますね。
ジーニアス:(電源ボタン長押しの強制シャットダウンを試し、次にSMCリセットを試す。)
はる:(それ、どちらも試したけどダメでしたよ〜。)
ジーニアス:全くダメですねー。お預かりしてリペアセンターへ送り、詳細を調査する必要があります。期間は1週間から10日程お預かりすることになり、中のデータは全て消去されることがあります。また、AppleCare Protection Planに入っていただいていますが、外的な力が加わったり水が浸入したことが原因だった場合は費用が発生することがあります。費用が発生する場合は、費用の見積りをご連絡させていただき、ご了承をいただいた上で修理することになります。
はる:わかりました、お願いします。
ジーニアス:また、その他修理する上ではる様にご確認しなければならないことが発生すればリペアセンターから連絡が入りますが、AppleCare Protection Planの保証範囲内で無償修理ができる場合は、何も連絡を差し上げることなく修理が完了したMacBookをご指定の住所へ送付させていただくことになります。
はる:はい、わかりました。
このMacBookを購入したのは2015年4月ですので、標準の製品保証期間(1年間)は切れていましたが、AppleCare Protection Plan for Macに入っていたので、保証期間が購入日から3年に延長されていました。ほんと、AppleCareに入っていてよかったです。
こうして8月3日(水)の夕方、私のMacBookは無口なままリペアセンターへ旅立って行きました。
さて、どうなるかなぁと思っていたところ・・・8月8日(月)、突然、修理が完了したMacBookが宅急便で事務所に送られてきました。
というわけで、私のMacBookは5日で復活して帰ってきました\(^o^)/。
Appleのサポートページから修理状況を確認してみると、8月5日(金)には修理が完了してリペアセンターから出荷されていたようです。土日を挟んでいなければ、あと1、2日早く到着していたかもしれませんね。
ところで、どこが悪かったのかというと・・・
ご申告症状
電源が入らない。
ACアダプタを接続すると接続音は発生する。検証結果及び作業内容
ご申告頂いた症状につきまして検証を行った所、スリープセンサーが反応したまま電源投入が行なえない症状を確認しましたので、トップケース(キーボード一体型)を交換致しました。
上記部品交換後に再検証を行い、正常に起動及び動作することを確認致しました。
総合診断テストを実施し、すべて正常に機能することを確認致しました。
といわけで、眠ったまま起きなくなってしまったということのようでした。
修理にあたっては、MacBookの「トップケース(キーボード一体型)」を交換したということですが、実は・・・
修理前のMacBookは”A”と”S”のキートップの文字が滲んでいました。布でこすっても針のようなもので少しつついてみても滲みはとれず、なぜこんな状態になったのか全くわからなかったものの、使用する上で全く支障がなかったのでそのままにしていました。
今回、キーボード一体型のトップケースが交換されたことにより、綺麗なキートップになって帰ってきました(^_^)。
ところで、今回のMacBookを修理に出していた間、モバイル環境をどうしていたかというと・・・MacBookを購入して以来、休眠状態にあったMacBook Pro (Rerina, 13-inch, Late 2012) を復活させました。
MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015) は重さ0.92kgであるのに対し、MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2012) は1.62kg(いずれもカタログ値)。700gの違いですが、MacBookの重さ(軽さ)にすっかり慣れた私には重すぎました…。
ただ、作業をしている間の快適さという点では、MacBook Proの方が優れていました。双方のスペックは次のとおりです。
MacBook Pro
CPU : Intel Core i7 “Ivy Bridge”, 2.9GHz
GPU : Intel HD Graphics 4000
メモリ : 8GB
MacBook
CPU : Intel Core M “Broadwell”, 1.3GHz
GPU : Intel HD Graphics 5300
メモリ : 8GB
両方ともOSは現時点で最新のOS X El Capitan バージョン10.11.6にし、日本語入力については標準の日本語入力を使用してライブ変換をオンにしています。ライブ変換は非常に負荷が大きく、MacBookでは若干「ひっかかり」を感じるのですが(特に複数のアプリを立ち上げながらだと結構つらい。)、MacBook Proではかなり快適に変換してくれます。
MacBook ProのCPUは3世代前のCore i7であるとはいえ、1世代前のCore Mに比べてもまだまだ負けてないんですね。
ピンチヒッターのつもりだったMacBook Proが、重さ以外では思いのほか快適だったので、MacBookが帰ってきてからは事務所のデスクトップPC(こちらはWindows機)の代わりとして使うことにしました。やっぱり、できるだけWindowsは使いたくないですからね〜(^^;。
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