ファミコン世代
みなさんはファミコン世代でしょうか?
私はファミコン世代です!
ファミコンことファミリーコンピュータは、1983年7月15日に任天堂が発売した家庭用テレビゲーム機です。1983年というと私が小学6年生の時で、初めてパソコン(マイコン)に出会った年でもあります。パソコンに出会って以来、私はパソコンに夢中になっていったためにファミコンで遊ぶ時間は(周りの友人と比べると)短めだったと思いますが、それでも自宅にはファミコンがありましたし(但し、買ってもらったのは私が中学生になってからだったような。)、何人かの友人宅にもファミコンがあり、友人が遊びに来た際や友人宅に遊びに行った際には複数人で遊べるファミコンゲームで盛り上がったりしていました。
そういえば、友人と徹夜でゲームをし続けたということもありましたねー。
そんなファミコン世代をまさに狙い撃ちしたかのようなガジェットが、11月10日、任天堂から発売されました。「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」です。
日本でこのミニファミコンの発売が発表されたのは今年の9月30日ですが、これに先立つ7月14日(現地時間)、ファミコンの海外版であるNES(Nintndo Entertainment System)のミニバージョンであるNES Classic Editionがアメリカとイギリスで発売されると発表されていました(発売日は11月11日。)。このときは日本版の発売については全く触れられていなかったため、私は「なんとかしてNES Classic Editionを入手しなければ…。」と思っていたのですが、無事、日本版も発売されることになったというわけです。
9月30日の発表に合わせてアマゾンで予約受付がスタートしたのですが、私はたまたまお昼前くらいにこれに気づき、速攻予約した結果、発売日である11月10日に入手することができました。私が購入したのは「【Amazon.co.jp限定】 オリジナルポストカード(30枚セット)付」税込み6,458円です。
アマゾンでの予約分はあっという間に完売となってしまったようで、この記事を執筆している11月22日時点でもまだ在庫はありません(転売屋が1万円以上の値段をつけて売っていますね…。)。
収録ゲーム
任天堂によると、このミニファミコンには「ファミコンが発売された1983年から93年までの11年間に発売された30タイトルを、厳選して詰め込みました。」ということですが、この30タイトル以外のゲームを遊ぶことはできません。つまり、オリジナルのファミコンのようにカートリッジを差し替えて違うゲームを遊ぶということはできないことになっています。
その厳選30タイトルのゲームは次のとおりです(媒体ごとに50音順)。
ROMカートリッジ
・アイスクライマー(任天堂)
・アトランチスの謎(サンソフト)
・イー・アル・カンフー(コナミ)
・エキサイトバイク(任天堂)
・ギャラガ(ナムコ)
・グラディウス(コナミ)
・スーパー魂斗羅(コナミ)
・スーパーマリオUSA(任天堂)
・スーパーマリオブラザーズ(任天堂)
・スーパーマリオブラザーズ3(任天堂)
・ソロモンの鍵(サンソフト)
・ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会(テクノスジャパン)
・ダウンタウン熱血物語(テクノスジャパン)
・ダブルドラゴンII ザ・リベンジ(テクノスジャパン)
・つっぱり大相撲(テクモ)
・ドクターマリオ(任天堂)
・ドンキーコング(任天堂)
・忍者龍剣伝(テクモ)
・パックマン(ナムコ)
・バルーンファイト(任天堂)
・ファイナルファンタジーIII(スクウェア)
・星のカービィ 夢の泉の物語(任天堂)
・魔界村(カプコン)
・マリオオープンゴルフ(任天堂)
・マリオブラザーズ(任天堂)
・ロックマン2 Dr.ワイリーの謎(カプコン)
ディスクシステム
・悪魔城ドラキュラ(コナミ)
・ゼルダの伝説(任天堂)
・メトロイド(任天堂)
・リンクの冒険(任天堂)
収録ゲームのラインナップについては、いろいろと評価が分かれるところかもしれませんね。「なぜゼビウスが入っていない!」とか。
私的には、
・マッピー
・ロードランナー
・エレベーターアクション
・ツインビー
などを入れて欲しかった気がします。
開封の儀
内容品は、ミニファミコン本体(コントローラー2本付き)、HDMIケーブル、USB – MicroUSBケーブルと簡単な取扱説明書のみ。とてもシンプルです。
ACアダプターは付属していないので、別途用意する必要があります。
もう、オリジナルのファミコンがどんな感じだったのか全く覚えていませんが、このミニファミコンは大きさが小さくなっただけでオリジナルの質感を忠実に再現しているような気がします。
設置面積はハガキよりもわずかに小さいくらいです。横幅はほぼ同じ。
カートリッジの差込口のフタとカセット取り出しレバーはダミーですので、動きません。また、拡張コネクタ部分もフタがついた状態で再現されていますが、このフタも外せずダミー。
給電用のMicro USB端子と映像および音声出力用のHDMI端子のみ。コントローラーは本体に直付けされており、分解しない限り取り外しできないのはオリジナルのファミコンと同じ仕様ですね。
ちなみに、海外版ミニファミコンであるNES Classic Editionは、標準ではコントローラーが1つしかついていない一方で、取り外し可能になっているようです。
コントローラーもミニサイズで再現されています。SELECT、STARTボタンが1コンにしかないのもオリジナルと同じ。ただ、2コンのマイクは残念ながらダミーです。
別途用意しなければならないACアダプターは、5V/1.0A/5Wの出力できるものとのこと。そこで私が用意したのは・・・
iPhoneに付属しているApple純正 5W USB電源アダプタ!
これに、ミニファミコンに付属していたUSB – MicroUSBケーブルを接続して給電します。そして、付属していたHDMIケーブルを使ってテレビに接続し、電源を入れると・・・
少し間をおいて(一瞬「あれっ、反応しない!?」と焦りました。)、ゲームを一覧する画面が出てきました!
早速遊んでみる!
起動して最初に遊んだのは・・・
次に・・・
そして・・・
さらに・・・
いやー、ほんと懐かしですね〜。
あと、写真は撮っていませんが、エキサイトバイク、スーパーマリオブラザーズ、ドクターマリオ、ドンキーコング、魔界村、メトロイドなどでも遊んでみました。ディスクシステム用ソフトの場合、ディスク読込み中の画面などもきちんと再現されています。なので、実際にディスクを読み込んでいるわけでもないのに少し待たされるという芸の細かさw
コントローラーもかなり小さくなったので操作しづらいのではと思っていましたが、実際に遊んでみると思ってたほど悪くはありませんでした。指同士が干渉することはなく、右手の親指でAボタン、Bボタンを押すぶんにはほぼ支障はありません。ただ、左手親指での十字キーの操作は少しやりづらさを感じました。親指で十字キー全体を覆ってしまうからかもしれませんね。なので、微妙な十字キーの操作を要求されるゲームについては、ちょっと慣れが必要です。
ちなみに、HDMIによるデジタル出力ですので、解像度は粗いものの画面はくっきりと表示されます。しかし・・・
アナログテレビ:ブラウン管の走査線とにじみを再現したモード。
4:3:アナログテレビの画面比率で表示するモード。
ピクセルパーフェクト:1ピクセルを正方形で描画するモード。
そう、画面を「アナログテレビ」に設定すれば、RF接続でブラウン管テレビにアナログ出力していたオリジナルファミコンの画像が蘇ります!
いやー、ほんと芸が細かい!
ミニファミコンの次は・・・
というわけで、このミニファミコン、私のようなファミコン世代にはかなり遊べるガジェットです。熱中しすぎて睡眠時間を削らないように気をつけなければ・・・。
ところで、任天堂さん、「ミニスーパーファミコン」はいつ出すのでしょう?w
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