私は、2014年9月発売のiPhone 6 Plus、2015年9月発売のiPhone 6s Plusと、2代続けて”Plus”、すなわち5.5インチの「大きい方」のiPhoneを使っています。一度大画面の快適さに慣れてしまうと今さら「小さい方」のiPhoneに戻ろうとは思わないんですが、大画面ゆえの欠点もあり、その1つが、手に馴染みにくいということ。私は男性としては手が小さい方ということもあり、iPhoneをカバンやポケットから取り出したり操作したりするときに思わず落としそうになることがないわけではありません。
そこで、iPhoneの落下防止に威力を発揮するのが、iPhoneその他スマホ用アクセサリー、周辺機器で有名なトリニティーさんが”Simplism”ブランドで販売している”Lightningコネクター用ネックストラップ“です。
このストラップは、その名のとおりLightningコネクターを持つiPhone、iPod用です(同じくLightningコネクターを持つiPadでも使えなくはないでしょうが、非実用的かなと。もちろん、メーカー非推奨です。)。以前のiPhone、iPodに採用されていた30ピンのDockコネクターにはケーブルが簡単に外れないようにロックする仕組みが採用されていたのですが、2012年9月に発売されたiPhone 5から採用されたLightningコネクターにはそのような仕組みはなく、ケーブルが簡単に外れます。表裏関係なく刺せることと合わせて、Lightningコネクターへのケーブルの抜き差しのストレスがかなり軽減されるので、簡単に外れること自体は便利ではあるんですが、Lightningコネクターに対応したストラップが出てこない原因でもあったように思います。
このSimplism Lightningコネクター用ネックストラップは、この問題を解決してLightningコネクターでもしっかりと固定できるストラップになっています。トリニティーのブログによると、開発に3年かかったそうで、発売されたのは2015年10月から。私は、愛聴しているbackspace.fmで紹介されたのをきっかけに、発売直後に購入しました。私の周りのiPhoneユーザーの中にも、使っている方が結構いらっしゃいますね。
というわけで、今さら感がありますが、レビューをお届けします。
今年7月に購入した3つ目のLightningコネクター用ストラップはグリーンです。
ストラップには「イヤホンループ」というスリットがあいています。ここにイヤホンケーブルを通すことにより、ストラップとイヤホンケーブルが絡まってイヤホンが落ちるたりすることを防ぐことができるようです。
Lightningコネクターとの接続部分。シリコンのストラップとはダブルリングで付けられているので、ここで外せば他のストラップを使用することも可能です。
”+”のロックボタンを後方にスライドして(すき間からオレンジ色が見える状態にして)Lightningコネクターへ挿入します(スイッチを前方にしていると挿入できません。)。
ロックボタンを前方へスライドします。「カチッ」という音がしたらロック完了です。
裏側から。iPhone本体と接続部分にわずかにすき間があいています。初めて使ったときは「奥まで入らない!」と思いましたが、この状態できちんと固定されています。
というわけで、このLightningコネクター用ネックストラップは非常に便利で、昨年10月に入手して以来、私にとっては欠かすことのでいないアイテムになっているのですが、1つ大きな欠点が。それは、プラスチック製のためか耐久性に難があるということです。先程ご紹介したトリニティーのブログでは、Lightningコネクターへ挿入する部分の根元について強度を増すために形状に工夫を凝らしたことが書かれていて、確かに、これまでその部分が完全に破損したことはないのですが・・・。
2015年10月に購入した1つ目のストラップ。
半年ほど使用して、先が割れてしまいました。
2016年4月に購入した2つ目のストラップ。
2つ目は3か月ほどで先が割れ、根元が少し曲がってしまいました。
そして、2016年7月に購入し、現在使用している3つ目。この写真は開封直後に撮影したもので、まだ1度もLightningコネクターに挿入していない状態で撮影しました。
このように、1つ目は半年ほど、2つ目は3か月ほどで接続部分が破損してしまいました。それぞれ、写真の状態でもきちんと固定されてはいたんですが、突然iPhoneが落下したり、反対にコネクターから外れなくなったりしても怖いので、完全に壊れてしまう前に買い替えています…。
比較的短期間に2回、同じ製品を買い替えているというわけで、このストラップ自体はとても気に入っているのですが・・・トリニティーさん、多少高くなってもいいので、もうちょっと耐久性のあるストラップを開発してもらえないでしょうか?
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