Podcast番組「backspaec.fm」で、ずいぶん前に、「自分ガジェット年表」を作ってはどうか、という話題がありました。パーソナリティーの松尾公也さんは、Googleスプレッドシートで「自分ガジェット年表」をまとめているそうです。
私自身、振り返ってみると、これまでいろんなガジェットを使ってきました。
長く使ったもの、短命に終わったもの、買ってよかったと思ったもの、買って後悔したもの等々、様々なガジェットを使ってきましたが、それぞれのガジェットに対していろんな思い入れをもっていました。
しかし、現時点で手元に残っているものは、これまで使ってきたものの内のほんのわずかですし、現役で使っているガジェットであってもいずれは確実に使わなくなります。
長く使ったもの、短命に終わったもの、買ってよかったと思ったもの、買って後悔したもの等々、様々なガジェットを使ってきましたが、それぞれのガジェットに対していろんな思い入れをもっていました。
しかし、現時点で手元に残っているものは、これまで使ってきたものの内のほんのわずかですし、現役で使っているガジェットであってもいずれは確実に使わなくなります。
そして、私自身の記憶もどんどん曖昧になってきています。
そこで、私も「自分ガジェット年表」を作り、これを少しずつこのブログで公開していきたいと思います。
今回は「その1」として、私が小学校4年生頃までのお話です。
=== 1981年以前 ===
「電子ゲーム」
1970年代終盤から1980年代初頭にかけて、小型、携帯型のゲーム機が流行しました。これらは、「電子ゲーム」とか「LSIゲーム」とも呼ばれていました。LSI(大規模集積回路)製造の技術が発展し、ある程度のゲームを小型のケースに収めることができるようになったことからそう呼ばれたのかもしれません。
ただ、このころの電子ゲームは、基本的には1つのハードで1つのゲームしかできませんでした。現在のように、カードリッジを交換したりデータをネット経由でダウンロードしたりして、全く異なるゲームを楽しむということはありえませんでした。
それでも、「ゲームセンターでしかできなかったゲームが家庭で、手のひらの上でできる!」ということで、結構なブームになっていたと思います。
それでも、「ゲームセンターでしかできなかったゲームが家庭で、手のひらの上でできる!」ということで、結構なブームになっていたと思います。
まぁ、実際には、ゲームセンターのゲームに比べると、かなり制約はあったわけですが。
私も、そんな流行に乗って、いろんな電子ゲームで遊んでいました。親に買ってもらったものが多かったとは思いますが、私自身がお小遣いを貯めて買ったものも幾つかありました。子供ががんばってお金を貯めれば手に届く金額だったというのもブームになった一因だったのかもしれませんね。
以下、私の「ガジェット遍歴」のスタートを飾った(?)電子ゲームを、思い出すままに綴っていきたいと思います。
なお、今回のブログを書くにあたっては、
「帰ってきた電子ゲーム」の「週間電子ゲームレビュー」のページ
「80年代カフェ」
の記事をかなり参考にさせていただきました。
任天堂「ゲーム&ウォッチ」
電子ゲームといえば、やはり「ゲームウォッチ」ではないでしょうか。
この「ゲームウォッチ」という言葉は、元々は任天堂が初めて出した携帯型ゲーム機であり、正式名称は「ゲーム&ウオッチ」といいました(任天堂の社歴ページにも「ゲーム&ウォッチ」と記載されています。)。
任天堂のゲーム&ウォッチが人気となったことをきっかけとして、任天堂以外のメーカーからもゲーム&ウォッチと同じく「白黒液晶表示+時計機能」の携帯型ゲーム機が発売され、それらもまとめて「ゲームウォッチ」と呼ばれるようになっていたと思います。
この「ゲームウォッチ」という言葉は、元々は任天堂が初めて出した携帯型ゲーム機であり、正式名称は「ゲーム&ウオッチ」といいました(任天堂の社歴ページにも「ゲーム&ウォッチ」と記載されています。)。
任天堂のゲーム&ウォッチが人気となったことをきっかけとして、任天堂以外のメーカーからもゲーム&ウォッチと同じく「白黒液晶表示+時計機能」の携帯型ゲーム機が発売され、それらもまとめて「ゲームウォッチ」と呼ばれるようになっていたと思います。
以下、私がよく遊んだ「ゲーム&ウォッチ」を思い出す限り列挙します。
但し、記憶が曖昧なので、もしかしたら私が持っていたものではなく、親戚や友人が持っていたものが含まれているかもしれません。
「マンホール」
おそらく、このマンホールが、私が初めて入手したゲーム&ウォッチだと思います。
上下2段の通路のそれぞれに2か所ずつ、合計4か所に穴(マンホール)が空いているので、プレイヤーは、それぞれの通路を通る歩行者が穴に落ちてしまわないように、1つしかないマンホールのフタを操作して穴をふさぎます。
スコアが上がるにつれて、歩行者の数が増えるとともに、歩くスピードも速くなっていきます。
上下2段の通路のそれぞれに2か所ずつ、合計4か所に穴(マンホール)が空いているので、プレイヤーは、それぞれの通路を通る歩行者が穴に落ちてしまわないように、1つしかないマンホールのフタを操作して穴をふさぎます。
スコアが上がるにつれて、歩行者の数が増えるとともに、歩くスピードも速くなっていきます。
ゲームのルールや操作方法はとても単純なんですが、それゆえにとても中毒性の高いゲームだったと記憶しています。
「パラシュート」
ヘリコプターから海面めがけて降下してくるパラシュート部隊を、なぜか手漕ぎのボートを左右に動かし、兵士が海に落ちないようにキャッチするというゲームです。
キャッチし損ねると、海に落ちた兵士をサメが襲い、ミスとなります。
操作はボートを左右に動かすボタンだけというものですから、マンホールよりさらに単純。
しかし、マンホールと同様、中毒性の高いゲームだったと思います。
キャッチし損ねると、海に落ちた兵士をサメが襲い、ミスとなります。
操作はボートを左右に動かすボタンだけというものですから、マンホールよりさらに単純。
しかし、マンホールと同様、中毒性の高いゲームだったと思います。
「オクトパス」
巨大タコ(オクトパス)が伸ばす足に接触しないように潜水夫を左右に操作し、画面右端の海中にある財宝を取って、海上に浮かぶ船に戻るというゲームです。
これも、操作自体は左右ボタンのみという単純なものです。
ただ、このオクトパスについては熱中したという記憶がありません。
ゲーム自体それほど面白いものでなかったのか、あるいは、私の家にあったのではなく、親戚や友人が持っていたものを何度か遊ばせてもらっただけというものなのか、今となってははっきりしません・・・。
これも、操作自体は左右ボタンのみという単純なものです。
ただ、このオクトパスについては熱中したという記憶がありません。
ゲーム自体それほど面白いものでなかったのか、あるいは、私の家にあったのではなく、親戚や友人が持っていたものを何度か遊ばせてもらっただけというものなのか、今となってははっきりしません・・・。
「ドンキーコング」
ドンキーコングは、元々、任天堂がアーケードゲームとして世に出し、大ヒットしたものです。
この大ヒットゲームのゲーム&ウォッチ版は、これまでのゲーム&ウォッチと全く異なる特徴を持っていました。それは、上下2画面の「マルチスクリーン」と「十字キー」の採用です。
週間電子ゲームレビューに掲載されている写真を見れば一目瞭然ですが、ちょうどニンテンドーDSのように上下2画面の「マルチスクリーン」の中を、十字キーとジャンプボタンを使って主人公を操作します。
ドンキーコングが最上階から投げてくる樽をジャンブしてかわしながら上の階へ上がり、最後は、左右に揺れるクレーンめがけてタイミグよくジャンプし、ドンキーコングの床を支えているフックを1つずつ外していくというものです。
ゲームをしないときは、画面を内側にして本体を半分に折りたたむことができたのも、DSと同じでした。
このドンキーコングは、かなりやり込んだ記憶があります。
この大ヒットゲームのゲーム&ウォッチ版は、これまでのゲーム&ウォッチと全く異なる特徴を持っていました。それは、上下2画面の「マルチスクリーン」と「十字キー」の採用です。
週間電子ゲームレビューに掲載されている写真を見れば一目瞭然ですが、ちょうどニンテンドーDSのように上下2画面の「マルチスクリーン」の中を、十字キーとジャンプボタンを使って主人公を操作します。
ドンキーコングが最上階から投げてくる樽をジャンブしてかわしながら上の階へ上がり、最後は、左右に揺れるクレーンめがけてタイミグよくジャンプし、ドンキーコングの床を支えているフックを1つずつ外していくというものです。
ゲームをしないときは、画面を内側にして本体を半分に折りたたむことができたのも、DSと同じでした。
このドンキーコングは、かなりやり込んだ記憶があります。
カシオ「ゲーム電卓」
見た目は普通の電卓なのですが、「デジタルインベーダー」というゲームが内蔵されていました。
さらに、音楽モード(?)に切り替えると、テンキーが鍵盤となり、音楽を演奏することができます(ただ、半音階の音を出すことはできませんでした。)。また、音楽モード(?)の状態で青色の「MELODY」ボタンを押すと、自動的に「聖者の行進」が演奏されました。
確か、父が携帯用の電卓として購入したものを時々借りて遊んでいるうちに、私がずっと持ったままになってしまったという記憶があります。
さらに、音楽モード(?)に切り替えると、テンキーが鍵盤となり、音楽を演奏することができます(ただ、半音階の音を出すことはできませんでした。)。また、音楽モード(?)の状態で青色の「MELODY」ボタンを押すと、自動的に「聖者の行進」が演奏されました。
確か、父が携帯用の電卓として購入したものを時々借りて遊んでいるうちに、私がずっと持ったままになってしまったという記憶があります。
ゲーム内容については、「GAME&WATCH ゲームウォッチ カンストへの道」に詳しく紹介されています。
「AIM」ボタンを押して左端の数字(=砲台)を、右側から迫ってくる数字(=インベーダー)と同じ数字に合わせ、「FIRE」ボタンを押すと、その数字が消えるというルールです。
消した数字を順に足していき、下1桁が0(すなわち、10、20、30・・・)になった場合に「n」(=UFO)が出現します。
「AIM」ボタンを押して左端の数字(=砲台)を、右側から迫ってくる数字(=インベーダー)と同じ数字に合わせ、「FIRE」ボタンを押すと、その数字が消えるというルールです。
消した数字を順に足していき、下1桁が0(すなわち、10、20、30・・・)になった場合に「n」(=UFO)が出現します。
携帯電卓ならではの単純な液晶表示と単純なルールでしたが、UFOを出現させるのに夢中になって遊んでいた記憶があります。
カシオ「ソーラーシャトル」
太陽電池で動く液晶表示の電子ゲームです。
「Handheld Antique」というページ に詳しく紹介されています。
地球からシャトルを発射させ、月を回る軌道に乗せてシャトルにソーラーエネルギーを充填し、宇宙ステーションへ運ぶという設定でした。
操作は加速と減速のみですが、加速が過ぎると月周回軌道から外れてしまい、加速が足りないと月に墜落していまいます。
また、軌道上にはランダムにUFOが現れ、シャトルの邪魔をします。
操作は単純ですが、なかなか難しく、かなりハマった記憶があります。
「Handheld Antique」というページ に詳しく紹介されています。
地球からシャトルを発射させ、月を回る軌道に乗せてシャトルにソーラーエネルギーを充填し、宇宙ステーションへ運ぶという設定でした。
操作は加速と減速のみですが、加速が過ぎると月周回軌道から外れてしまい、加速が足りないと月に墜落していまいます。
また、軌道上にはランダムにUFOが現れ、シャトルの邪魔をします。
操作は単純ですが、なかなか難しく、かなりハマった記憶があります。
エポック社「デジコムベーダー」
アーケードゲームで大ヒットしたインベーダーゲームのパクリです。
1979年の発売ということですから、任天堂の「ゲーム&ウォッチ」よりも前に発売されていたんですね。
「ゲーム&ウォッチ」のような液晶表示ではなく、蛍光表示管(FL)を使った表示です。
カラフルな表示が特徴ですが、80年代Cafeの記事によると、カラーセロファンを貼っていたということですから、アーケードゲーム版と同じ仕組みを再現していたということになりますね。
また、砲台のコントロールも、アーケード版のものと同様、左右に動くレバーを使います。
かなりやり込んだ結果、このレバーがグラグラになってしまいました。
1979年の発売ということですから、任天堂の「ゲーム&ウォッチ」よりも前に発売されていたんですね。
「ゲーム&ウォッチ」のような液晶表示ではなく、蛍光表示管(FL)を使った表示です。
カラフルな表示が特徴ですが、80年代Cafeの記事によると、カラーセロファンを貼っていたということですから、アーケードゲーム版と同じ仕組みを再現していたということになりますね。
また、砲台のコントロールも、アーケード版のものと同様、左右に動くレバーを使います。
かなりやり込んだ結果、このレバーがグラグラになってしまいました。
バンダイ「FLパックリモンスター」
こちらも大ヒットしたアーケードゲーム「パックマン」のパクリです(名前がw)。
デジコムベーダーと同様、蛍光表示管(FL)を使った表示ですが、こちらはセロファンでカラーに見せていたというものではなかったと思います。
パクリとはいえ、なかなかよくできていて、かなり熱中して遊んでいました。軽快な電子音のスタートミュージックは今でもはっきりと覚えていて、たまーに、ふと頭の中に蘇ってくることがあります。
デジコムベーダーと同様、蛍光表示管(FL)を使った表示ですが、こちらはセロファンでカラーに見せていたというものではなかったと思います。
パクリとはいえ、なかなかよくできていて、かなり熱中して遊んでいました。軽快な電子音のスタートミュージックは今でもはっきりと覚えていて、たまーに、ふと頭の中に蘇ってくることがあります。
YouTubeにプレイ動画がありました。この動画を見てしまったことで、ますますスタート音楽が頭から離れませんw
以上、思い出すままに、私がよく遊んだ電子ゲームを列挙してみました。
ただ、今回、ネットでいろんな電子ゲームを調べてみると、ここに挙げたもの以外にも、「あっ、このゲームも遊んだなぁ。」というものがいくつかありました。一応、「自宅にあったもの。」という基準で振り分けたのですが、あまりにも昔の話なので、「オクトパス」のように、本当に自宅にあったかどうか怪しいものもありますし、ここに掲載しなかったものの中に、実際には自宅にあったもののすぐに飽きてしまってあまり遊ばなかったものもあるかもしれませんね。
というわけで、「自分ガジェット年表」その1は以上です。
その2は、1982年頃、私が小学校5年生頃のお話の予定です。
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